2026.04.21
ワイドショー化する情報番組
あくまで一例ではあるがTBS系「ゴゴスマ」という番組がある。
「今話題になっていることをわかりやすく伝えていく情報番組」とはTBSの番組紹介文。
2月末に発生した「京都11歳男児行方不明(のちに遺体遺棄事件)」に関して
発生当初からメディアでの扱い方が際立っているように感じていたが、
特に事件化した後(つまり容疑者が逮捕された以降)はさらに集中して取り上げられている。
この件はあまりにも痛ましい事件であり異常性も感じることもあって
わかりうる事実を様々な角度から伝えることは報道として必要なことであると思う。
ただ、一部のTV番組では事実を報道することを越えて、
番組司会者が先頭に立ってゲストコメンテーターと呼ばれる芸人や役者と一緒に、
推理小説顔負けの推察ごっこを繰り広げているようだ。
この素人軍団の推理発言は、ともすれば
SNSのフェイクニュースへの共感ツィートに繋がる危うさを強く感じる。
これを情報番組といってよいのだろうか。
一方ワイドショーというカテゴリーは、
事実の報道よりもその出来事の背景やストーリーにスポットを当てて物語演出化する番組とのこと。
この事件で行われている番組内容はまさにワイドショーである。
あえて情報番組という呼び名で知性を強調していても、
結局は、視聴者の関心を煽る野次馬的ゴシップネタのほうが数字がいいのだろう。
もし情報番組を名乗る場合は、できる限り客観的な情報の扱い方に気を配ってほしい。
*ゴゴスマだけを指しているわけではありません。
筆:黒沢

