2018.08.01
名古屋城本丸御殿
7月のある日、名古屋に出張する機会があり、
日中の空いた時間に初めて名古屋城に行ってみた。
復元された城ではあるものの、その雄大な姿は圧巻だ。
ただ現在は耐震工事中のため天守閣は立ち入りできない。
外観を観るだけなのは残念。
一方、天守閣に沿うように本丸御殿があるのだが、
それがちょうど復元完成し6月から公開になったタイミングで、
そちらをじっくり見学してきた。
詳細は公式ホームページをご覧いただきたい。
http://honmarugoten.jp/
本丸御殿は、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として慶長20年(1615年)、
徳川家康の命によって建てられた近世城郭御殿の最高傑作と言われた建物で、
京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の双璧と言われていた。
昭和になって天守閣とともに国宝に指定されたものの、
昭和20年の空襲により建物の大部分が焼失しまい、
その復元が待ち望まれた本丸御殿は、
平成21年から復元工事が始まり、
平成30年6月8日、いよいよ完成公開となった、というところだった。
※公式ホームページより
復元した御殿の出来栄えにはいたく感心するが、
それ以上に、当時の徳川家の力をひしひしと感じさせるものだった。
ちょうど、司馬遼太郎『関ヶ原』を再読したあとだったのが、
よりリアルな思いにさせられたのか。
機会があればぜひご覧ください。
筆:黒沢