株式会社POWWOW Planning & Produce

 
 

2025.03.24

ボートショー2025

3/20-23までジャパンインターナショナルボートショー2025が開催され

私も恒例のごとく視察してきた。

毎年、パシフィコ横浜(屋内展示)とベイサイドマリーナ(係留展示)の

2会場に分かれて開催されている。

いままでは1日券(両会場入場可)での運用だったが、

今回は全期間通期入場券(4日間)になって得したような気にもなるが、

1枚2,000円となっていて値上がりしたような気もする(?)

であれば実際は複数日も通うのは関係者くらいで

一般人にとっては体のいい値上げと言えるのではないか、なんて感じた次第。

クルーザー購買層にはたかが知れている金額かもしれないが、

家族で非日常を味わおう、というようなレジャー層には出費がかさみ、

逆に来場の抵抗になるのではないか、とも言えるが、

主催者はどう判断してどう結果を受け入れたのだろうか。

今年のボートショーはいつになく天候に恵まれて、

特にベイサイドマリーナの係留展示艇を巡る時間はとっても気持ちの良いひととき。

50ftクラスの高級大型クルーザーは乗船が予約者(VIP)限定のところが多かった過去に比して

今回はほとんどのクルーザーが乗船OKとなっていたのが意外だった。

人を差別するような以前のVIP優遇は評判が良くなかったのではないだろうか。

それにしても海外の展示艇は大小関わらず内装は仕様もセンスも素晴らしく、

それぞれのタイプやサイズに合わせていろいろと夢想してしまう世界だ。

欧米のインフレに加え為替は相変わらずの超円安で、

現実的に購入するとなるとそれこそ夢の世界、というのがいまの船事情。

一方、パシフィコ横浜会場には夢のクルーザーもあるが100万円以下のミニボートも。

インフレータブルや組み立てボートに小型船外機を載せて湾内を気軽に走るだけでも

いままでの自分の世界が大無限に広がるような新しい魅力が味わえる。

船の大小や金額の高低に関係なく味わえる、

これこそが海やボート(船)のチカラだと改めて思う。

筆:黒沢

 

 

2025.03.15

EVは売れるか?

EV(電気自動車)への追い風がここ最近急に減速している欧米。

EV廉価版が数多く輩出され相変わらず好調の中国、波及する東南アジア。

EVを取り巻く世界の潮流に比して日本市場はどうだろうか。

個人の感覚的には低位横ばいというところだろうか。

新しいモノへの関心やSDG’Sといった未来投資への積極性が薄い、

リスク嫌いで安定的思考が強く、おおむね横並びを好む日本人。

しかも、インフラも不十分で自宅環境も集合住宅や賃貸住宅が多い都市圏では、

EVという選択肢はいまだかなり厳しいというのが私の見立てだ。

私の自宅も集合住宅で充電設備も備わっておらずEVという選択は残念ながら無い。

国産メーカーも海外販売を想定して最低限の品ぞろえはあるようだが、

国内向けには限りなくゼロに近い。

日産や三菱の商品化を続ける努力は評価するが販売への力が入っていない。

そこはさすがトヨタで、レクサスは海外向けに用意するが、

トヨタ本体は国内市場では売れないと見切ってハイブリッドばかりで、

それがうまくハマっている。

時が熟せば売れる、ということもマーケットではよくあることだが、

ことEVに関してはまだまだ日本では厳しい期間が続くように思われる。

国内での販売には①バッテリーの高性能化 ②充電インフラの進化 ③中古市場での再販安定化

が重要と思っている。

集合住宅の駐車場でも遠隔充電ができ、かつ600㎞以上は無充電で走れ、下取りや買取でも好条件で

価格維持される、そんな状況になればEVも一般的に受け入れられるようになるのだろう。

話が長くなったが、なぜこんなことを思ったのか。

実は3/15、16の土日で二子玉川ライズで、

昨年に続きEVイベント「EV:LIFE produced by LEVOLANT」が開催されている。

国内外の17ブランドが勢揃いして展示されているとともに隣接地での体験試乗会も実施している。

通行人も各社ブースで熱い視線を投げかけている。

EVへの理解や購買意欲向上という点ではとてもいい催しだとは思うのだが、

果たしてどの程度の販売効果があるのか。

ついそんなことを考えてしまった。

筆:黒沢

 

2025.03.10

いまごろのハワイ事情

ご無沙汰しております。

先月、今年のハワイ冬合宿に行ってきました。

コロナ禍を過ぎてから徐々に日本人旅行客が増えてきているようで、

この2月は特に日本人が多いように感じられた。

ワイキキのカラカウア大通りでもアラモアナセンターでもワイキキビーチでも

何気に日本語が聞こえてくる機会が多かった。

それでも、米国のインフレ物価高や極端な円安状況の影響なのか

いまだハワイは2019年の3分の2程度の日本人旅行者数らしい。

結果、日本人で支えられていた店舗やサービスもかなり姿を消している。

昨年あたりテレビのワイドショーなどでハワイの物価高がよく取り上げられていたが、

それは今も変わりなく、ホテル宿泊費などは宿泊税やリゾートフィーを加えると

Aランクあたりで300~400ドル、およそ一泊一部屋5~6万円が相場のようだし、

レストランで2人で夕食をとると最低でも100ドル、ランチでも60ドルは飛んでいく。

ハワイ物価とドル高で日本の2~3倍の負担というのが肌感覚だ。

これでは、そう簡単には日本からの旅行者も戻りにくい。

と言って、少し待てば以前のように戻るとは思えない。

日本の国力が弱すぎるのか、米国が強すぎるのか、その差は広がるばかり。

人それぞれの価値観だろうが、もしハワイや米国への訪問に関心があるのであれば、

行きたいと思っているときがベストタイミングだろう。

このままタイミングを待っているとどんどんチャンスは遠のいていくかもしれない。

そんなことを思わずにいられない、いまのハワイ事情だ。

筆:黒沢

 

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