2021.03.20
桜のチカラ
東京の桜の開花宣言は例年よりかなり早い3月14日だった。
ここ世田谷の多摩川沿いは都心よりも例年1週間ほど遅れて追いかける。
昨日、ウォーキングがてら桜の開花状況をチェックしてきたら、
川沿いはまだつぼみがほとんどだったものの玉堤は咲き始めていた。
いよいよ春本番到来だ。
緊急事態宣言も明日までで来週からは解除となる。
リバウンドの懸念は大きいが、
かといって宣言を続けても効果がすでに無くなっているから、
というなんとも後ろ向きな解除である。
継続して不要不急の外出を自粛するよう呼び掛けられるが、
地域やシチュエーションも関係ない一律の自粛にどれだけの効果があるのだろうか。
一方、自粛頼み以外の打ち手もさんざん言われていた内容と変わらず、
ほぼ口先だけで大きな効果も期待できないだろう。
こんな状態で桜のチカラに打ち勝てるのだろうか?
古来、桜は人々の心を高揚させてきたのだ。
どうしたって桜とともに春を味わう気分は高まるものだ。
もし、政府や東京都が本気でコロナを抑え込む気があるのなら、
自粛の継続という生活者への負荷を強いるだけでなく、
賢い戦略と強力な戦術を仕掛けてもらいたいものである。
それが五輪開催の必須条件なのではないだろうか。
桜のチカラは強い、そうつくづく思う春である。
筆;黒沢