2012.07.30
Avignon Festival2012③
【3日め:アヴィニョン】
一応観光もしとこうかな、と前日に旧教皇庁広場で見かけた
市街周遊バスに乗りました。
音声ガイドがあるのですが、
8か国語の中に日本語もあってわかりやすい。
「アヴィニョンの橋で踊ろよ踊ろよ・・・」で
有名なサン・ベネゼ橋。
岸壁の上からはヴィルヌーヴが見えます。
美しい街並み。
ちょっと路地に入ると可愛らしいおみやげやさん。
可愛いプロヴァンス柄の中に、
結構リアルに作られているセミグッズ が。。
セミはどうやらアヴィニョンの名物らしく、
おみやげにはセミグッズがつきもの。
ラベンダーとセミの模様のランチョンマット、
セミのカタチのマグネット、
セミ型フォークにセミ型鍋つかみ。。
あまり日本人向けのおみやげではないです。。
この日の広場にはインディアンらしき演奏者が。
とても濱○岳に似ています。
新宿でも似たような演奏をしている人がいますが、
こういうところで聴く方が気持ちいいです。
子どもに舞台メイクをする人たち。
海外の演劇祭ではよくある光景らしいです。
やってもらえると嬉しいし、
この子たちが練り歩くだけでお祭り感が高まります。
大きな車輪で大通りを移動するオルガン。
何となく映画「ピアノ・レッスン」を思い出します。
夕方頃、前日に路上パフォーマンスを観た公演に行きました。
なかなか大賑わい。
■ENERGIE POSITIVE
むきむきマッチョ系ダンスカンパニー。
HIPHOPやブレイクダンスを取り入れていますが、
ダンスだけではなく音ハメでコントのようなことをしたり
お笑いエンターテイメントショーという感じでした。
基本的に動きで笑いを誘う演出だったので、
言葉がわからなくてもとても楽しめました。
1番長い時間を使っていたのが、
観客を4人ステージ上に上げて演出をつけ、
実際にその場で演技をしてもらうというものでした。
勇者が悪者にさらわれた姫を馬に乗って助けに行く、
というストーリーで
意外とみんな思いきりよく演じていました。
なかなか巨体の勇者がお兄さん演じる馬に乗り、
剣で勢いよくおじさん演じる悪役のおしりをひっぱたき、
助けられた姫が悪役の急所にケリを入れ、
最後、勇者が姫をお姫様だっこ。
以上のことを全部お客さんが
ステージ上で役者に指示されながら演じます。
お客さんがちょっと恥らってみたりするのがおかしく、
思いきりよく演じて成功すれば拍手喝采!
この手の演出は演劇祭中、他のところでも何度か見たので
フランスではよくあるのかもしれません。
でも日本の人はシャイだから、
日本でやるのは少し難しいかもしれないですね。
このとき驚いたのが観ているお客さんの反応。
面白いと拍手だけじゃなくて思いきり足踏みして
床を鳴らすんですね!
最初びっくりして地震かと思いました。。
このリアクションの良さは
とても気持ちがいいなと思います。
この日は広場の木陰で本を読んだりして
のんびり過ごしました。
滞在日数が多いとゆっくりできるので気楽です。
工藤