
そういえば東京モーターショーも11月5日に閉幕し、
あれから名古屋、大阪とモーターショーも全国巡業の旅に出て、
明日から地方3会場目の福岡モーターショーが開催されます。
東京に来場できない地方のクルマ好きたちにとっては、
待ちに待ったイベントなのでしょう。
みなさん心から楽しんでいただけたら何よりです。
さて、その東京モーターショーをご覧になられた方々は
どんな印象でしたでしょうか?
開幕当初は荒天だったにもかかわらず、
そんなことにめげずに多くのクルマ好きが来場されたことに、
こちらが感心した話は当ブログでも書きました。
私の感想はずばり、
来場者の期待に応えられない主要出展メーカーに情けなさを感じました。
個人的な感想ですが、唯一意気込みが感じられたのは「マツダ」くらいでしょう。
ウェブの人気投票でも、
トップ1,2をマツダのコンセプトカー2台が独占しておりました。


いっぽうで日本のリーディングメーカーたちは、
クルマもブースも魅力的に感じませんでした。
おもちゃのようなEVらしき模型ばかりが目立ち、
本気でクルマ好きがワクワクするような、所有したくなるような、
乗りたくなるような、そんなクルマたちが影を潜めていました。



日本メーカーのやる気が見えなければ、当然に輸入車メーカーも気をそがれます。
その結果、わざわざ来場してくれたお客様は期待外れの失望感を感じ、
それが次回への来場者減につながっていくのです。
グローバルのモーターショーや特に中国と較べるつもりももうありません。
他国との比較の話しではなく、東京の会場に足を運んでくれるお客様に対して、
ひいては日本のクルマ好きに対して、感動してもらうためには何をすべきか。

自動車メーカーや業界関係者は、
もう少しクルマのチカラとはなにかを真剣に考えてもらいたい。
それが、今回のモーターショーを振り返っての個人の思いだった。
筆:黒沢