株式会社POWWOW Planning & Produce

 
 

2021.11.30

御社の存在意義、何ですか

株式会社が世に誕生してから約400年。

社会を豊かにしてきた会社が岐路に立っている、

との書き出しは日経新聞11月29日朝刊の1面だ。

我が社は何のために世にあるのか。

この問いかけに世界の多くの会社が直面していると言う。

時代と共に株式会社の役割がずれてきているのではないか、と考えられる。

雇用を生み、事業を継続し続けることで社会や生活を豊かにしていく

そのシステムが一部の企業や富裕層へ偏り、平等に与えられない不満が顕在化している。

株式会社の役割の再確認が必要になってきているのではないか。

個々の会社にとって企業理念は何なのか、

もう一度問い直す機会に来ていると記事は語っている。

我が社(パウワウ)のパーパス(志)は何だ?

今一度、原点に立ち返ってじっくり考えてみることが必要だ。

『パウワウは本質を見極めたプロモーション活動で世の役に立つ。』

 

筆:黒沢

 

 

 

 

 

 

 

2021.11.02

「これでいい」と「これがいい」

プロセスエコノミーという言葉を聞いたことがありますか。

日経新聞のコラムに掲載されていた話だ。

「プロセスエコノミー~あなたの物語が価値になる」という著書の作者尾原和啓氏によると、

「けんすうさん」というライブ配信企業を立ち上げた人物が作った言葉だそうだ。

意味としては、簡単に言うと

今まで完成品として初めて価値を持つものが商品として成り立っていたものが、

逆に、モノが出来上がるプロセスで起こる物語やモノづくりに宿る哲学など

商品そのもの以上にその制作過程に価値を見出す経済行動の概念だ。

モノが溢れる時代を迎え、機能性を謳う商品は、

次々と競争相手が現れ、あっという間に埋もれていく。

コモディティ化が進めば進むほど、機能で競う商品は生き残りが厳しくなる。

量産品にはユニクロのような圧倒的なパワーが必要となるだろう。

一方、アウトプットの差別化が難しくなった半面、

実は目的を達成するまでのプロセスに価値を楽しむ購買行動に

スポットが当たったということである。

購買型のクラウドファンディングに喜ぶ若者だったり、

丸井や大丸松坂屋が「売らない」をコンセプトとした店づくりを進めたり、

またNiziuを生み出したオーディション番組もプロセスを売りにしている。

完成品で稼ぐスタイルからプロセスで顧客を集めるスタイルへの変化を感じる。

これからの消費行動は「これでいい」という量販型と

「これがいい」というこだわり型に二極化されていくだろうと言われている。

「これがいい」モデルは「答え」より、

なぜやるのかといった「問いかけ」が起点であり重要になるのだと。

倫理や哲学が価値に結びつくわけで、

我々もこの傾向はしっかり掴んで実践していかないといけない、

そう思わせる記事だった。

筆:黒沢

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