株式会社POWWOW Planning & Produce

 
 

2024.03.28

ジャパンボートショー2024

毎年恒例のボートショーに行ってきた。

パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナの2拠点で開催されるのだが、

今年は時間の関係もあってベイサイドマリーナ会場だけ視察してきた。

相変わらずボートサイズが年々大型化しているように思えるが、

今年はその成長が止まったような気もした。(それでも十分に巨大ではあるが)

ここ最近は50ftは当たり前で60~70ftがいくつも並んでいたが、

その数はほぼ昨年並みかやや少ないという具合。

セイルボートも減ったように感じた。

あと、多くの船が新艇ではなかったのが印象的だった。

さすがにこの円安のなか、100万ドルをゆうに超える船ばかりで

この為替環境で買い手未定のまま新艇を発注するのは輸入業者も少々チャレンジャブルで、

どうしても既存艇を展示することになるのだろう。

輸出企業の円安利益ばかりがニュースになる中、

輸入品で企業を営んでいる側にとってはとても辛い現況だろう。

マイナス金利解除もまったく円高基調にならず、

むしろ逆行している金融政策であるが、

金利があることを当然と受け入れる日本に早く戻ってもらいたいと

私は切に願う。

 

筆:黒沢

 

 

2024.03.27

EV LIFE@二子玉川

3月24日の土曜日、二子玉川のライズで

EV:LIFE FUTAKOTAMAGAWA2024と名打った

EVの展示イベントが開催されていた。

雑誌社ル・ブランが主催しているようで、

なんと国内外20メーカー近くが参加している大規模な催しである。

駅に一番近い位置に中国のBYDが出展しており、

いまの勢いを露骨に表していた。

その他にもVW、アウディ、ボルボ、ランドローバー、BMW、ベンツ

そしてテスラと外国車群が所領台数も多くかなり目立っていた半面、

国産メーカーは各社細々と遠慮気味に展示しているように感じた。

レクサスだけは輸入車勢に負けじとアピールしていたのが救いか。

いま欧米では行き過ぎたEV化にブレーキをかけるような事象が多々見受けられるが、

この先の日本のEV化はどのように進んでいくのだろうか。

現状維持バイアスの強い日本人にとって、

新しいモノへの抵抗感が薄れるのはいつになるのか。

我が家はマンション住まいでEV充電設備も無く、

まだ当分はEVは購入対象外と思われるものの、

すぐ近所に建設中のマンションでは、

すべての駐車区画にEV充電設備が設置されているという。

EVの普及は意外と早いのかもしれない、と思った次第だ。

筆:黒沢

 

2024.03.11

銀座で訪日外国人価格に思う

3月のよく晴れた昼間、仕事のあと所用で銀座を通った。

銀座大通りはハイブランドショップの個性的なビルが林立し、

どこにもドアマンが常駐し、出入りする客はたぶん全員が訪日外国人客のようだし、

通り自体も外国人のほうが多いくらいだ。

東銀座や築地などでは訪日外国人目当ての飲食店が軒をそろえ、

外国人が楽しそうに食べ歩きをしている姿が目に付く。

最近、インバウンド目当てのお店の単価が急激に上がって

一般の日本人には手が届かない実情になっているとの記事やSNSでの声が頻繁にある。

海鮮丼やウニ蟹牡蠣や和牛ステーキ串と言った日本ならではの食事が、

5000円~1万円の単価でも外国人は「本国より安くて美味しい」と言って盛況だとのこと。

それに対して、便乗値上げだのボッタクリだの、日本人を無視しているだの商売が汚いだの、

批判的な声もよく聞く。

個人的な見解だが、

粗悪なモノを高級と偽って売りつけたり、

いままで1000円だったものを売れるからと言って5000円にするとか、

不条理・不合理な値付けは言語道断であり、商売の倫理に反すると思う。

一方で、いままでの常識ではそんな高級なモノは売れないから

そこそこの品質で庶民の感覚に沿った金額で提供していたものと、

もともとの値段:品質の設定が違うのであれば、その金額もあり得て当然ともいえる。

たとえば、私が暮らす二子玉川でも、

我が家が日常のスーパーで購入する食料品の価格に比して、

百貨店や専門店が自店の看板を背負って自信を持って提供する品物は

同じ品物で同じボリュームでも3倍も5倍も高い場合が多い。

それでも、(それを欲する余裕のある消費者には)当然のように受け入れられてきている。

なにも外国人にだけボッタくっているわけではなく、

そもそも商売とはそういうものであるのだ。

いま、急激に増えたインバウンド需要に便乗し、

そのような問題が取りざたされているが、

もうしばらくすれば、価値と値段のつり合いがとれた商売へと落ち着いていくと

私は考える。ボッタクリは淘汰され、高品質は選ばれ、リーズナブルは歓迎される、

そんな成熟した観光文化に日本もなっていくことを願う。

筆:黒沢

 

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