2021.07.24
TOKYO2020五輪開幕
昨晩23日20時(日本時間)五輪の開会式が行われ、
ようやく東京オリンピック2020がスタートした。
ギリギリまで紛糾を引きずり国民の期待を盛り上げられぬままの開幕だ。
五輪自体への意見、コロナ禍での東京開催への声、国や都、組織委員会運営への批判など
でさまざまなステークホルダーからさまざまな視点で多様な声や意見があるにも関わらず、
いずれも正面から真摯に応えることなく、
組織の都合とそれぞれの立場をそのままごり押しした感が否めない。
アスリートはもちろん日本国民や世界の応援する人たちの気持ちが置き去りにされたことに
危機感を感じたのは政府や組織委員会ではなくスポンサー各社だった。
消費者と日々対峙している民間企業と自分たちの論理が優先される政官組織との
感度の違いが際立っていたのが興味深い。
これから2週間で国民はコロナ禍や政府の対策への不安や不満をコロッと忘れ、
気分高揚でハッピーな日々になるのだろうか。
国民はそんなに馬鹿じゃない、と思うのだが。
とにかくも、安心安全な五輪が行われることを願う。
筆:黒沢