2010.11.29
旅記③~屋久島初日~
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すみません、しばらく放置してました。
すでに曖昧になってきた記憶を手繰り寄せながら9月27日の続きです。
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朝。
昨日紹介してもらったフェリーで屋久島へ渡る。
まずは、2等席チケットを購入。
そして昨日言われた通りに、「紹介です」と船長風なおっちゃんに伝える。
こちらへどうぞと案内されたのは、特別個室。
なんとフェリーの中に和室、こんなのあったのね。
ただ、個室に閉じこもっているのはもったいないのでいそいそと甲板へ。
風がなんとも心地よい。
「さらば鹿児島!またな桜島!」と思うほど鹿児島に
親しみもない僕は何となくぼけーっと風景を眺める。
のんびり過ごした船上での時間。しばらく感じてなかった時間だ。
12時半、着岸。民宿のお兄さんの運転でまずは宿へ。
今日半日は車で島を巡ろうと、さっさと宿を出て、すぐ近くのレンタカー屋さんへ。
『すみませ〜ん!』と店に入ると人の気配がない。
聞こえるのは犬の吠える声だけ。仕方なく電話してみると『出かけていていつ戻るかわからない。』との返答。
これが、島時間っていうやつなのか。しかも電話も携帯転送って・・・・
日ごろ、締切りに追われながら仕事をしている僕が久しぶりに味わう感覚。
でも、何だか和んだ。(ちゃんとガイドブックにも載ってるところですよ。)
仕方ないので、しばらく歩き別のお店で車をレンタル。
ここのおっちゃんも強烈だった。
ただクルマを借りに行っただけなのに、おっちゃんの身の上話(東京住んでた~島に戻ってきたいきさつまで)
が延々と。
「この島にまともなレンタカー屋はないんかい!」
と友人と2人で突っ込みながら、30分ほどしたところで車に乗り込む。
出発間際「18時で閉まっちゃうからそれまでに返却お願い。」
いやいや、あんたの話が長かったから・・・
とりあえずは島を1周。目的地は宿のお兄さんお勧めの大川(おおこ)の滝と
千尋(せんびろ)の滝。
左に海、右に山。風がなんとも心地が良い。
そして晴れかと思えば突然の豪雨、南国の島特有の天気。
屋久島に来たことを改めて実感する。
屋久島は、1周130Kmの島に九州最高峰の宮之浦岳が聳え立つ。
狭い面積に、九州最高峰の山がある。つまりは、よてつもなく急勾配な島。なので、滝も多い。
そして、かすかな沿岸部にのみ、人がひっそり住んでいるのだ。
島の真反対に大川の滝はあった。88mの落差。
なんとも見事な滝に息を飲む。滝つぼまで近づくと、水しぶきがひんやりとして心地よい。
その後、千尋の滝、海中温泉(なんと干潮時のみ入れる、海にある温泉)を
めぐり、岐路に着く。
明日は4時起き、5時入山予定。
観光センターで登山届けを出して、宿の隣の居酒屋で一杯。明日はいよいよ登頂だ!
つづく・・・・・かも..
筆:三木
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