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2025.10.14

遅ればせながら「国宝」を観た

この3連休の最終日、あの映画「国宝」を観てきた。

もうすぐ空くだろう、と思いながら数カ月、席が取れずに観遅れていたこの作品。

シネコンのもっとも広いホールが満席の中での鑑賞だった。

3時間におよぶ超大作だが観始めるとアッという間とも思える充実した内容だった。

人気俳優二人の白熱の名演技が話題となる中、

自分がもっとも感心したのが圧倒的な迫力とシズルのある撮影力だった。

構図といいカメラワークといい色合いといい、日本映画のレベルをはるかに超え、

世界一級といえる全篇にわたる映像効果は、李相日監督の才能ではあるものの、

監督が口説き落としたソフィアン・エル・ファニ氏の手腕であったのだと思った。

ひさびさに満足感の高い映画鑑賞を味わったといえる。

これからの日本映画に期待したい。

筆:黒沢

 

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