株式会社POWWOW Planning & Produce

 
 

2023.11.21

Japan Mobility Show その2

 

10月26日(木)から11月5日(日)まで東京ビッグサイトで開催されていた

ジャパンモビリティショーは1,112,000人の来場者数だったそうだ。

どうやら目標を達成し関係者にとってはひと安心といったところか。

「乗りたい未来を、探しに行こう!」をテーマに、自動車業界の枠を超えて、

他産業やスタートアップ、計475企業・団体が参加したイベントとなった。

初年度のため、モビリティショーと言っても一般の人は

何を指しているのかわからず、モーターショーのことだと言って初めて伝わる。

X(エックス)を旧ツイッターと連名表記が必要なのと同じなのだろう。

早く定着するようになるのか、結局伝わらないのかは、

これから数年が大切だろう。

個人的な所感としては、

「モビリティの未来」というテーマに拘り過ぎて、

自動車メーカー各社までもがいつの未来なのか不明な

プラモデルのようなクルマ(乗り物)ばかりで目に付いて、

近い将来の走る歓びや操る楽しさを感じさせるクルマがほとんどなかったのが、

クルマ好きな自分としては寂しくもあり、

興味を駆り立てるエネルギーも感じられなかった。

4年振りの大きな自動車イベントということもあり、

メディアは盛んにニュース情報として取り上げ、

EVはもちろんドローンやパーソナル移動体などを面白おかしく取り上げていた。

一方、クルマらしいクルマのニュースはほとんどなく、

会場を巡っても、市販予定車のような「心動かす新型車」には出会えなかった。

あえて言えば、マツダが発表したMAZDA ICONIC SPがクルマ好きが出会える

唯一のクルマの未来だった気がした。

クルマ系ウェブサイトでもほぼ同じようにMazdaが取り上げられていたのが印象的だった。

このようなジャパンモビリティショーであったが、

次年度はどのような展開になるのだろうか。

新しいことにはいつも賛否あるだろうが、

さらにワクワクするクルマ(モビリティ)で溢れるような展示会を望みたい。

少なくとも欧米のスペシャリティカーが進んで出展したくなるような

イベントになって欲しい。

筆:黒沢

 

 

 

 

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