2022.08.29
クラウドファンディングへの参加
近年、クラウドファンディングが様々なシーンで活用されている。
新しい資金調達方法として資金を求める側と投資する側のWinWinの関係が循環すれば
起業や新規ビジネス開拓の有望な支援スタイルとして成長していくと思われる。
さて、自分事になるが、
この夏、知人が参画する新規事業をテーマとしたクラウドファンディングへ
お誘いがあったので、応援の意味も込めて資金参加させていただいた。
全日本・食学会が開発した『長期自然放牧ジャージー牛プレミアムビーフカレー』
そもそもジャージー牛(メス牛)はミルクや乳製品の原材料として重宝されている。
一方、ミルクの出ないオス牛は生まれてすぐ処分されているのが現状だそうだ。
このオス牛をしっかり育て美味しい食肉として生まれ変わらせたい、
という熱い思いを胸に同団体加盟のシェフ陣が立ち上げた事業とのこと。
通称「シェフ牛」の始まりだ。
この事業はおいしさだけではなく、いまの時代を鑑み循環型の畜産として、
八丈島を舞台に100%放牧で育てたジャージー牛とのこと。
放牧で育てた牛はストレスなく健康に育つ。
そこでの排泄物は肥料となって土を豊かにし、再び栄養分たっぷりの牧草を育み、
それを放牧の牛が食べる、というサスティナブルな循環が形成されるのだという。
今回のクラウドファンディングでは、そのジャージー牛を食材として、
選ばれし3人の和洋中を代表するシェフが、それぞれ独自の調理法で仕立てたカレー、
それが「シェフとジャージー牛 カレー物語」である。
食べた感想は、
欧風:スパイスが効いたコクのある味わい。ビーフの存在感も高い
和風:薬膳風味高く、上質な味わい。カレーうどんに仕立てても
中華風:一見不思議な感じだが、辛味スパイスとカレーとビーフのマッチングが最高
という3種3様のおいしさが味わえたが、個人的には普段にない中華風が一押しだった。
皆さんも機会があったら是非お試しあれ。
今回参加した事業が成功してくれることが第一義ではあるが、
これだけに関わらず、
様々な知恵を出し合ったクラウドファンディングの魅力と効果効能が
ますます高まっていくことを期待したい。
筆:黒沢