2022.01.26
ハウス・オブ・グッチ
昨日、ひさしぶりに映画館に行ってきた。
観たのは、レディー・ガガとアダム・ドライバーが主演、リドリー・スコット監督が手がける、『ハウス・オブ・グッチ』。
サラ・G・フォーデンによる同名のノンフィクション作品が原作で、
世界的ブランド「グッチ」の創業者一族の確執と、
元当主であるマウリツィオ・グッチの殺害事件を描いている。
ストーリーはわりと淡々と進んでいくのだが、
序盤、中盤、後半それぞれの場面での主役たちの風貌が変わっていく様が
まさにその時々の本質を表現していて唸らされた。
特にレディガガの演技力は歌手とは思えない高尚な域を感じた。
当時のイタリアの街並みやクルマたちもこの映画の名わき役だった。
大きな期待なしに観たものの、大きなインパクトを受けた、
なかなかに見ごたえのある作品だった。
筆:黒沢