株式会社POWWOW Planning & Produce

 
 

2020.10.14

ひさしぶりの映画鑑賞「TENET」

※画像はTENET公式HPより借用

 

コロナ禍直前の2月下旬に「パラサイト」を観たあと、

ずっと映画館での映画鑑賞から遠ざかっていた。

話題作も延期が続いている中、映画館に行こうという発想も浮かばなかった。

ところが、溜まっていた鑑賞ポイントの期限が間近に迫っていることに気づき、

消滅させるくらいなら、という気持ちでロードショープログラムをチェックしたところ、

「ダンケルク」も手掛けたあのクリストファーノーラン監督の最新作がやっている。

タイトルは『TENET』~ミッション 時間から脱出せよ~

スパイアクション系のようで、

コロナ禍の鬱屈した日々を考えると気分転換にピッタリで早速行ってみた。

 

当作品について結論から言うと、

迫力ある映像と音楽・効果音が終始続いてカラダを揺さぶる強烈な快感を得られた一方で、

ほとんどなにも前情報を得ずに観た自分にとって、

『時間の逆行』というテーマが難解すぎたうえにストーリー展開が速くて、

あらすじもメッセージもまったく理解できなかったというのが本音。

おまえは誰?そこはどこ??なぜそうなる???

家に帰って妻に感想を聞かれて答えたのが、

『凄い面白かったけど、まったく理解不能で、どんな映画か説明できない』。

そのあとにネットでいろいろと調べてみると、

難解で理解不能、というのがフツーの感想であることがわかり少し安心した。

2回3回のリピーターが多いのもなんとなくうなづける。

さすがノーラン監督作品というべきか。

 

コロナ禍でのニューノーマルな映画鑑賞であったが、

感染防止対策はかなり徹底しており、

安心して観られる環境になっていると思う。

これからは話題作をチェックしながら積極的に映画鑑賞を再開していきたい。

そんなきっかけを貰った鑑賞ポイントだった。

 

筆:黒沢

 

 

2020.10.08

インフルエンサー恐るべし

この仕事を続けて30年以上になる。

特にここ10年くらいはリアルとデジタルの連携を主に提案するのが主流である。

特にリアルイベントとインフルエンサーマーケティングを併用した二次拡散は

定番中のフォーマットと化している。

ゆえに強力なインフルエンサーはいまや有名タレント並みのギャラでもある。

一方でプロモーション協力であることが告知されている前提では

いかに強力なインフルエンサーであってもその効果は思ったほどでもない、

というのが現実でもある。

SNSの効果(魅力)は、ホンネの発露でありホンネへの共感や気づきのなせる業だからだ。

なぜ今ごろ、そんなことを言うのか、というところからが本題だ。

二子玉川にある私の住むマンション1階には管理組合が運営するカフェがある。

そのカフェはマンション完成当初から併設されていて、

居住者はもちろん近隣の人たちにも利用されている穴場的な存在だった。

ドリンクに加えパスタやパンケーキなどのフード類も充実していて

どれもとてもおいしい。

その中でグリルドチーズサンドというメニューがあるのだが、

これが8月中旬以降、人気が人気を呼び毎日満員御礼状態。

いまや行列のできるグリルドチーズサンドカフェとなってしまっている。

その発端が “インスタグラム” パワーなのだとか。

たまたまカフェに来たフォロワー数万人を持つインスタグラマーが

おいしそうに映えている写真をアップしたところから火が付き、

それを観たさらなる人が日々カフェを訪れ、

同じようにグリルドチーズサンドをオーダーし写真をアップする連鎖。

フォロワー20万人30万人を超えるインスタグラマーたちまでアップするや、

もうカフェは住民が入る隙もなく開店からずっと満席状態。

最近は午後3時ごろには売り切れてしまうらしい。

なるほどインフルエンサーの影響力をリアルに感じている今日この頃なのである。

やはり、仕込みではないリアルなホンネこそに価値があることを

身近なケースだからこそ実感できたのだろう。

インフルエンサー恐るべし。

 

筆:黒沢

 

 

Archive