2017.03.16
今年もボートショーへ行ってきた
今年も3月2日(木)~5日(日)まで4日間、
パシフィコ横浜とベイサイドマリーナの2会場連動で
インターナショナルボートショー2017が開催された。
もうすでに20年くらい毎年通っているが、
今年も3日に2会場へ行ってきた。
まずはパシフィコ会場から観て回ったが、
マリン大手6社(ヤマハ、ヤンマー、トヨタ、スズキ、トーハツ、ホンダ)も含め、
輸入艇メーカーや部品用品メーカーまで今年は相当に規模縮小な状況に映った。
特に大手の新艇の展示が激減しているし、個性的な輸入ボートもほとんど見当たらなかった。
唯一、クリエイション社の『ブルーピーター262』がいい感じだったかな。
主催者もライブコンサートやトークショーなど集客コンテンツを懸命に投入しているものの、
やはりメインの出展が乏しければ、全体的な寒々しさはぬぐえない。
それもあってか、ホンダのNSX、マクラーレン、ロールスロイス、シャンパンに貴金属、
といった富裕層向け出展ブースが特に目立っていたのが悲しかった。
続いて、シャトルバスでベイサイド会場へ。
こちらはいわゆるクルーザータイプの大型ボート、ヨットが会場に係留展示されている。
それにしてもこちらは年々大型化が激しい。
50フィート、60フィートなんて船まで。金額も3億円超!
外観もすごいが船内は想像をはるかに超える別世界。
まるで米国新大統領の住まいのようだ。
そんな豪華船でも一般の人に展示開放している船もある。
購入対象にはならないけれど、乗船体験だけでも十分面白い。
とくにキッズには大きな夢にもなるし、チャンスがあればぜひ観てもらいたい。
私も高校2年生のとき、ヤマハの25ftヨットに乗船体験して、
船内のロマンあふれる小空間に興奮し、
そのとき船への熱い思いが生まれたことを今でも忘れていない。
ボートショーもだんだん2極化してきている気もするが、
できることなら、スモールボートの魅力がもっと広げられるように、
マリン事業界の一員としてもっと努力していかなければと
感じさせる今年のボートショーだった。
筆:黒沢