2015.12.28
2015年の終わりにモーターショーを考える
本日は12月28日、2015年の最終営業日。
今年も1年間多くの方々にお世話になりつつ、充実した1年を送れました。
ありがとうございました。
この1年間、特にクルマ関係の仕事が多く、クルマ好きの私には毎日が楽しみだった。
そんな中で、フランクフルトモーターショーと東京モーターショーを見比べて、
いまさらながらに気になったことがある。
それは、自国開催ということに対するプライドというか矜持のようなものの違い。
ドイツ人がクルマ文化に造詣が深く、しかも産業として最重要なことは承知しつつも、
それは日本にとっても特に産業面では同じ。
なのに、あの「チカラ」の入れ具合の差はなんなんだろうか。
すべての来場者に期待を超える感動と驚きを提供しようとするドイツ勢に対し、
東京MSでの日本メーカーのチカラの抜き具合。。。。
世界No1のトヨタは何を魅せたのだろうか?ホンダはどうか?
唯一、真剣に向き合っていたのはマツダだけじゃなかったかと思う。
こんな姿勢では、来場者だってだんだん離れていくだろうし、
海外メーカーだって出展する気力もなくなるだろう。
国内メーカーもインポーターも自工会も、
本当に考えないとモーターショーは消滅する。
次回開催は2017年、日本メーカーの底チカラを期待したい。
良いお年をお迎えください。
筆:黒沢